「リトミックをしているわが子の姿を見ると、これでいいんだ、と自信がつくんです。」
理由はわからないけれど、安心する。
リトミックに通ってくださっているお母さま方がよくおっしゃってくださいます。
先月、相愛大学シンポジウム「不安な時代を生きる技法」に参加してきました。
http://www.soai.ac.jp/jinbun2/index.html
東北関東大震災、そして原発事故。子どもたちを含む、今を生きる人が、とにかく「不安」を抱えていきている。「不安」はなくならない。その「不安」とどのように向き合っていったらいいのか。
その自分の見方を変えてあげるだけで、だいぶ楽になるのではないか、というような話でした。
リトミック教育は、こちらから「教える」ということはしません。子どもたち、ひとりひとりの持っている力を「それでいい」と認めてあげ、引き出していく教育です。
音楽の力は、やさしくひとりひとりに語りかけてくれているように感じます。
この不安な時代。「場」を作ること。「場」を作るだけでいいこと。
お母さんと子どもと音楽が集まると、そこから、どうしたらいいのか、なにをしたらいいのか、
自分達で考えるようになるのだと思うのです。
やらされたことは、力にならないどころか、害になりかねません。
そして、もうひとつ。
「枠」にはめることで、それでも出てきてしまうものが「個性」だということ。
その「枠」は、リトミックのレッスンの中では、靴の置き方であったり、もっと大きく見てみると、
日本の季節感を題材としたレッスン内容だったり。
幼児教育で成果を求める教育は大変に危険です。
まずは、心の教育から。きっと、この不安な時代が教えてくれたことだと感じています。
川田 智子(ほどほどで。てきとーに。なんとなく。がんばらなくていい。それでいいよ。と言い、自分にも言う。おかげさまです。お互いさまです。)
まずは、心の教育から。きっと、この不安な時代が教えてくれたことだと感じています。
川田 智子(ほどほどで。てきとーに。なんとなく。がんばらなくていい。それでいいよ。と言い、自分にも言う。おかげさまです。お互いさまです。)