2025年3月11日火曜日



キャサリン・ロリンが名画からインスピレーションを得たピアノ作曲集 

ミュージアムマスターピース。


今回のリトミックフェス!で使用する5つの作品を、5名の生徒さまに演奏していただきました。お聴きください♪


リトミック小学生クラスのプラスチックアニメに使用します。


PAUL KLEE  Senesio 

 

子どもたちが作った物語はこちらです。


ベンくんとパイラマン

ロボットの名前はベンくん。彼は宇宙からきた友達パイラマンがいます。パイラマンは、飛行機に乗って地球の公園に到着しました。

宇宙への旅

その後、パイラマンはヘリコプターにのって宇宙へと旅立ちました。太陽系を抜け、UFOに乗り換えて、宇宙人が100人いる場所に到着しました。「こんにちは」と挨拶を交わし、彼らと楽しい時間を過ごしました。次に赤い星に到着するとそこには優しい人が100人いました。彼らと一緒に虹色の砂場で遊びました。さらさらでふわふわの砂に夢中になりました。


2024年12月13日金曜日

2025年リトミックフェス 子どもたちの声から作るお話1

 始まりました。2025年7月開催のリトミックフェスです。

え?まだ2024年ですよ!そんな声が聞こえてきますが、子どもたちの舞台は、もう始まっています。子どもたちに「発表」はさせませんよ、「過程」こそが重要ですよ、とすまいるリトミック教室は考えています。



名画からインスピレーションを得たピアノ作曲集 ミュージアムマスターピースがあります。

こちらの中から、5つの作品を選びました。

1・真珠の首飾りの少女 フェルメール

2・セネシオ  パウル・クルー

3 ・葦と鶴  鈴木其一

4・モナリザ  レオナルドダビンチ

5 カルメンチータ ウィリアム・メリット・チュイス

STEP4(4歳児)STEP5(5歳児)のクラスに、おもむろに作品を提示しました。

好きな絵を選び、好きな言葉を綴ってもらいました。これが、おもしろい。非認知能力の重要性はのちに紹介しますので、まずは、子どもたちのお話をお聞きください。


1 カルメンチータ

これが好き。紫色だから。ダンスも好きだし。花が下にある。パレードとかで踊っているのかもしれない。イタリアかフランスの人かな。特別なドレスを着ているから、お姫様かなあ。
パレードで誰かからお花をもらったのかもしれない。この女の人の名前は「くるみ」。くるみさんは、お城に住んでいました。王子さまがくるみお姫様にお花をくれました。くるみお姫様は、パレードでみんなを喜ばせるために踊りました。
 王子様は、くるみお姫様の踊る姿をみて「すごいね!」と言いました。その後、ふたりは馬車にのってお茶を飲みにいきました。ショートケーキとお茶を飲みました。二人で馬車に乗って帰りました。
 帰る途中、カエルがいました。
「きゃーカエルだ!」とくるみお姫様は驚きました。
「大丈夫だよ、これは僕が飼っているカエルだよ」王子様は言いました。
今度は、うさぎが現れました。
「おお!なんだこれは!」王子さまは驚きました。
「大丈夫ですよ。心配ないわよ。私が飼っているうさぎだから」お姫様は言いました。
おおかみが現れました。驚くと思うでしょ。でも、このおおかみは、くるみお姫様がいつも乗っているおおかみなのです。おおかみは森に消えていきました。このおおかみは、透明になれるのです。すっと消え去りました。
 今度は、蛇が現れました。これは、二人とも驚きました。この蛇は、パンケーキでできているのです。ニョロニョロニョロ、お腹がバターでできていて、ニュルニュルしているのです。
 今度は、あひるとからすとかもめがいます!
鶴の絵のようにいっぱいいました。二

人とも驚きました。馬車を置いて、鳥と一緒に帰りました。おしまい。


2・カルメンチータ

ダンスをしています。笑っていないよ。目を閉じて笑って踊っている。お花を持っている。
黒と黒の服だね。コンサートで踊っているのかも。この女の人は、おじいちゃんだよ。ひげのびてて、うんちダンスを踊っている。「うんち〜、うんち〜」と踊っている。

3・モナリザ

怒っているところ。腕組んで怒っている。

4・カルメンチータ

お花をもってる!踊ってる!楽しいから踊っている。歌っている方が楽しいから踊っているんだよ。女の人だよ。めっちゃ遠いところに住んでいる。ペインちゃんっていうの。ペインちゃんは、遠い国で歌いながら踊っていました。このお花は、ベランダに咲いているお花です。拍手してくれているよ。スカートはいているから女の人だよ。マンションで踊っているんだよ。音楽にのって踊ると、マンションの上に上がっちゃうんだ。エレベーターで上がっちゃう。手を洗うところにいったら、みんながいました。なんと15人も見てくれています。ペインは踊ります。

5・セネシオ

地球かな。目、閉じてる。人かなあ。海の人だよ。泳いでいるみたい。ロボットだよ。地球のロボットは怒っています。みんなに笑われたから怒っているんだ。このロボットは、椅子とか食べてしまったのです。頭から涙がでました。私が助けてあげる!大丈夫?ありがとう。やさしい言葉をかけてくれてありがとう。ベンくんっていう名前です。ペインちゃんのおともだち。

6・セネシオ

バイラマンっている。下からきた。上からきた。宇宙からきた。飛行機にのってきた。公園につきました。公園で遊んでいます。遊んでいると「宿題やったの?」と言われました。バイラマンのお母さんが言いました。「やってないよ!」と答えました。宿題やらないと、バイラマンは泣きました。泣いたら、もっと遊べました。滑り台で遊びました。バイラマンは怪我をしてしまいました。病院に行きます。首を怪我してしまいました。まだよくなりません。アイス食べよう。このアイスおいしい。おかわりしよう。アイスクリームを食べたらお腹が痛くなりました。

7・セネシオ

あるところにうんこがいました。歩いていました。(ピアノの音)遊ぼうよ!うんこがいいました。どんどんどんどん大男がやってきました。ちょんちょん、うんこくん、まぐろくんがきた。ちいさいおさかな、うわおん!だれかがきた、ぷちぷちってだあれ?(低音)さめがきた。

8・真珠の首飾りの少女

きれい。顔がきれい。パープルがきれい。何をしている人が教えて。踊っている人かも。ダンスしている人かも。ゆらゆら踊る人。若い人。13歳ぐらい。いつも一人で暮らしている人。東京で踊っている人。この間みた夢に出てきた人かも。滝のトンネルがあって、そこで踊っている人。

9・カルメンチータ

「おばさん」っていう絵。バレエかも。目をつぶっている。ずっと夢の中で踊っている人。お花を作っていました。お花をみんなに見せに行きました。真珠さんにお花を持って行きました。
「こんにちは!真珠さん元気?」いっしょにダンスをしましょう。(どんなダンスを踊ったか、みんなで踊りました。)

10・葦と鶴

こっちの鶴が回っている。こっちの鶴は待っている。この鶴は、一周回って戻ってきました。この鶴は草を食べました。大きくなるためです。

11・真珠の首飾りの少女

30歳ぐらいの女の人。怒っているんだ。おじさんに怒られたから。髪の毛は結んでいる。かっこいいおじさんに「かっこいい!」って言った。

12・モナリザ

これ書いた絵じゃない。写真かも。

13・モナリザ

かとうさんです。ゲームセンターに行って、ガチャガチャをしました。でも180円しかなかったので、お金が足りません。銀行に行きました。銀行で100円おろして、ガチャガチャをしました。その後、レストランに行きました。レストランでは、パンとジュースを頼みました。爆発しました。

14・カルメンチータ

結婚式なんだ。結婚式でお姉さんが踊っていました。楽しいお姉さんが踊っていました。かわいく踊っていたから、かっこいい男の人がきました。男の人は「いっしょに踊ってくれませんか?」と声をかけました。そして、いっしょに踊りました。その曲は、速い曲でした。そして結婚しました。結婚式から紫色の車で帰りました。帰る途中、うさぎがいました。うさぎはいっしょに暮らそうと言いました。お姉さんとお兄さんは「いいよ」と言いました。一緒に車に乗りました。家に帰って、おいしいご飯を食べました。お肉とお野菜も食べました。突然、外から音がしました。葉っぱが落ちてくる音でした。また音がしました。

15・真珠の首飾りの少女

女の人は絵を描くのが大好きです。歩いている時に美術館がありました。とても気になりました。美術館に行こうかな、と思ったけれどやめました。なぜ、行くのをやめたのでしょうか。お友達とショッピングの待ち合わせをしていたからやめたのです。そのお友達と会うために、真珠のイヤリングをしていたのです。

16・セネシオ

船に乗っている怪物がいました。怪物は、悪者がいないか見張っていました。と、その時、ゴジラがいました。口からびゅーっと吹き出して、ゴジラをやっつけました。

17・葦と鶴

むかしむかしおじいさんとおばあさんがいました。洗濯をしていました。家に干していたら、鶴がうちの木にいました。おばあさんは、
「うわ!鶴や!」と言いました。

18・セネシオ

むかしむかし、おじいさんとおばあさんが動物園に行ったら、ライオンがいました。ライオンは僕たちを食べました。(音楽即興演奏)













2015年10月4日日曜日

光と影 5歳児の動きのまとめ

対話から想像の世界をひろげる 絵本「かけら」から 5歳児
から、5歳児の男の子が
「ぼくは、この折り紙のところに、もっと、ナニカを足してみたい」
という発言がありました。そこから、OHP(オーバーヘッドプロジェクター)を使えば、
いろいろ足したり引いたり出来るかもしれない、とやってみたことをこちらにまとめてみます。

先に結果をお知らせしますと、「この折り紙のところ」よりも、もっと深い光と影の世界を子どもたちはみつけて、自分たちで作り上げていきました。

■こちらは5歳児ではなく、2歳児です。
教室に置いてあった謎の機械に興味津々の男の子。お父さまも興味津々。
2歳児は、空間の感覚がまだないので、お父さんといっしょに見えた「りんご」を作って、
それを取って食べる、という模倣活動を行いました。




お父さんとおさんぽをしていたら、大きなりんごの木をみつけました。どんなりんごが、なっている?
こんなりんご、あんなりんご、ぶどうもある!
りんごは、高い高い木にあります。(高音)とっていれて、とっていれて(2拍子)。木の下にも落ちていました。(低音)とっていれて、とっていれて(音の高低)。
もっと、もっと、高いところにも、りんごをみつけたよ!
どうしよう、とどかない。お父さんが、だっこをしてくれました。おいしいりんご、ありがとう。

 9月26日 すまいるリトミックfacebookページより


■4歳児 

光を通して見える物の変化を楽しんでいました。



           「屋根から、煙がでていま〜す!」



「ここにピンクをたしてみると、どうなるかなあ、と思って」




■4歳児と5歳児の様子をまとめた動画がこちらです。








■塚口5歳児クラス 
 
絵本「かけら」から。光と影遊びで、あっちこっち跳びはねるおともだち。「近いと大きい!」「遠いと小さい!」「ちょうちょをつかまえよう!ジャンプ!ジャンプ!」「扉をあけよう!よいしょ、よいしょ!」「まるを、つかまえよう!」
右に動かすと左に動き、遠くに行くと小さくなったり、白いものが黒くなったり、光と影の世界にいると、幻想的な世界に入ってしまいます。子どもたちは喜んで走り回り、大きい人たちは、しばしこの世界に酔います。
 9月29日 すまいるリトミックfacebookページより




■江坂5歳児クラス
 お母さまも妹さんもいっしょに、光と影、それに「色」と遊んでみました。
「赤と黄色を混ぜたら、何色になるかな」
「ぜんぶ混ぜたら、くろっぽくなった!」

色の不思議を経験した後は、影に注目。
「ぼくが、まえにいくと、どうなるのかな」
「◯◯ちゃん(妹)もいっしょに、こっちにきてみて!」


 








■江坂5歳児 先週、OHPで遊んで帰った男の子が、お家でプロジェクターを作ってきてくれました。うれしさのあまり写真を撮っていないので画像はないのですが、ビールの空き箱に虫眼鏡をつけたもの。そこへ、iPhoneを入れると画像が映ります。

  





   「おかしいなあ、うまく映らないなあ」
   「もうひとつ作ってきた、牛乳パックに懐中電灯を入れると、こうなるよ!」
   
 iPhoneの光の強さを自分で調整して、虫眼鏡までの距離を縮めてみたり離してみたり、
考えながら動かしていました。
   
   「もう少し、考えて作ってくるわ!」


■ そして今日。先程、ツイッターで上からヒントが降ってきました(笑)。






なるほど!ありがとうございます!
きっと子どもたちは、その原理原則を身体で知っているのかもしれません。だから、
「ちょっと違う」と感じるし「あの時はおもしろかった」とスタジオの中を飛び跳ねていたのだと思います。

 どのような形を作り出していくのか、楽しみです。


リトミック創始者、ダルクローズは光についてどのように言っているのかも調べてみました。

いくつもの芸術(身体造形、音楽、舞台美術)が調和をはかりながら協力するダンスの上演において、とりわけ、作り物と実物そのものを並べて置くことは避けなければならない。実物は、常に、作り物よりも観客の目を強く惹き、後者を不満像な、ばかばかしいものにしてしまう。だから、ダンスの舞台場面では、実際の3次元空間と美術デザイナーが想像で創る背景とは並存できないのである。

身体造形の表現する動きの原動力はすべて、想像力につながるものであるから、実物との比較が幻想をさらに危険にさらし、表現手段の想像的性格を破壊してしまうことになってはならない。

  きっと、花が咲いていた、という想像をした時、それを表現する時、
 そこに実際の花を置く必要もないし、香りまでを撒く必要なない、ということだと思います。

きっと、いつの日か、音楽が人間の身体の奥深くに入り込み、身体とひとつになることができ、人間の身体機構が、心の情感の多彩なリズムに全面的に満たされ、自然に反応するだけで、外観だけを変える転移で、そのリズムを身体造形的に確認することができるようになるであろう。
 ーきっと、音の伴奏抜きでダンスを踊ることできるようになるであろう。
人間の喜びや悲しみを表現するには、身体だけで充分足りるようになるであろうし、そういったもののリズムを指示するのに何も楽器の助けをかりる必要なないであろう。
なぜなら、すべてのリズムは体内にあり、動きやポーズの中でごく自然に外に表れてくであろうから。
 (中略)
明日のダンスは、表現と詩とダンス、芸術と情感、真実の発露であってほしいものである。
     「リズムと音楽と教育」エミール・ジャック=ダルクローズ著より引用

すまいるリトミック


ついでに、OHP開封動画も上げておきます。ついでです。



OHP開封動画 from すまいるリトミック on Vimeo.

2015年8月26日水曜日

対話から想像の世界をひろげる 絵本「かけら」から 5歳児

1冊の絵本 「かけら」駒形克己作 から

色紙が様々な形に変化して、そこからお話が作られている絵本。
もちろん言葉もついているのですが、これをすべて隠して、子どもたちといっしょに、
お話を作ってみました。

 

 これはなにをしているのかな?
  「悲しいきもち」
 どうして、悲しいの?
  「離れ離れになってしまったから」
 
 ある女の子は、なんでうれしいの?
  「だって、自分がさ、やろうと思ったことが、
   すぐにできるようになったから」
  という言葉が生まれてきました。

  もうひとりの女の子。
 柔軟な身体を持っていて、自由に動くことが得意な女の子です。
 でも、言葉にすることが、ちょっと苦手。
 そこがこの子のいいところで、おともだちからも優しく接してもらえるのです。
 勝手な憶測ですが、ナニカ、伝えたい、ナニカ、わかってほしい、ナニカ、が
 ゾクゾクと訴えかけられているように感じていたのです。
 
 この絵本のはじめ「どうおもう?」「どうしてうれしい?」「どこがうれしい?」
 など、形を変えて質問をしてみました。
 おともだちの答えに、「わたしもそう思う」という共感のうなずきから、
 だんだん前に身を乗り出してきて、「うん、うれしいとおもった」など、
 言葉を作り出してきました。

 ひとりで作りだす想像の世界よりも、おともだちといっしょに対話を通して生み出す
 想像の世界は、より、自分を知るきっかけになると思います。


    



 他の5歳児のクラスのおともだちの言葉も集めて、
 ひとつの新しい絵本を作り、そこから、また子どもたちの意見を取り入れて、
 動きや音楽へと変化して遊んでいきたいと思います。


すまいるリトミック

 

 

2015年7月29日水曜日

視覚に頼らない世界(リトミック発表会2015に向けて)1

自分の思考を変えることはとても困難なことです。それは、どうしてそう考えていたのか、どこでそれを知ったのか、わからない。思いこみ、とでもいうのでしょうか。
身体ごとぶつかってくる子どもたちに、わかりきったことをわかったつもりになって接していると、とてつもない反動がやってきます。
教えてほしいなんて言っていない、自分で探したいんだ、ぼくたちはその秘密をこの目で、この身体でやってみたいんだ、と、言っているように聴こえるのです。

子どもがはじめて自分を知ったのは、自分の影の存在からだ、と、
誰の言葉でしょうか、どこで読んだのでしょうか、すっかり忘れてしまいました。
自分の動きが、影になり、また違った見方で世界を見ることができるかもしれない、
もっと柔軟な見方でこの世界を見ることができるようになるかもしれない、
そんな思いで、2015年リトミック発表会をはじめたいと思います。

何度も何度も言葉にしていますが、舞台の上の表現だけが結果ではありません。
これから、子どもたちの言葉や発想から、どんどん形を変えていきます。
もちろん、「光と影」というタイトルも変わるでしょう。「リトミック発表会」というタイトルも変わるかもしれません。変わってほしいです。




昨日小学生クラス全員に集まってもらってもらいました。自分たちで、まずはストーリーを考えて、そこに、動きを考えて、音楽を作り、映像表現までやってみない?と、さり気なく伝えてみました。
 一瞬何がなんだかわからない顔をしていたおともだちの顔から、楽しい言葉がたくさん生まれてきました。

 「うさぎが話ができるようになる話」
 「鳥がお母さんからはなれて、飛べるようになる話」
 「ふくろうが飛んできて〜」

違う年齢の人と、いっしょに話をして、ひとつのことを作り出す経験は大事ですね。

発表会までの子どもたちの様子が一番おもしろいです。わたしひとりで楽しむのは、
もったいないので、これから綴っていきます。






悪ノリをして、昨日のレッスンの様子を使って発表会予告編を作ってしまいました。
よろしければご覧ください。

すまいるリトミック








2015年6月19日金曜日

音楽をする場「バンバン!ケンバン!コンサート」尼崎市ピッコロシアター小ホール

ピアノの演奏が終わったおともだち同士が、手をつなぎ、輪になって、
飛んだり跳ねたり。その後、肩を組んで走ったり、転んでみたり、
そこへお父さまもいっしょになり、ジャンプをしたり。



「バンバン!ケンバン!コンサート」が開催されてから一週間がたちました。
ピアノを弾いた後に、あのような光景を見ることができたこと、
お母さま方も、なにかのお祭りではないか、と思うくらい、
楽しんで準備も後片付けもしてくださったこと、
本当に素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。

ありがとうございました。



すまいるリトミック「バンバン!ケンバン!コンサート!」の日。第1部は、みんなのピアノ演奏、第2部は、みんなで即興で作曲をしました。弾きたい曲を自分で選び、おともだちと演奏を聴き合い、この日楽しみにしていました。当日に、みんなで会場設定をして、演奏順番もおともだちと決め、プログラムもみんなで書いている様子を動画にしました。
Posted by すまいるリトミック 兵庫県尼崎市/大阪府吹田市 on 2015年6月13日


バンバン!ケンバン!コンサート!第2部。即興で作曲。言葉にしても動画にしても何をしても、あの時間、あの場所にいた人達にしか伝わらないことがあります。みなさま、ありがとうございました。感謝。
Posted by すまいるリトミック 兵庫県尼崎市/大阪府吹田市 on 2015年6月14日





また、いろいろな音楽の場を企画していきます。
みんな、楽しみだね!


すまいるリトミック


2015年4月27日月曜日

親指の重要性 モンテッソーリ教育「縫いさし」と武術家甲野先生から 2

親指の重要性 モンテッソーリ教育「縫いさし」と武術家甲野先生から 

の続きです。ダラダラいきます。

子どもの手が使えないから、強制して矯正しようとしているわけでは全くありません。それは、先にお話したように、何が正しいかわからないから。変わり続けていく(ようで変わっていないのですが)世の中でまた新しい道具や新しい発想が作り出される過程だから。だから、お子さまの手を見て悲観的になったりする必要など、ないです。
手を使えないということは、どういうことかを考えていただき、それから、子どもたちがどっやったらやる気をだすか、やる気とはなにか、どうしたら意欲が湧いてくるか、そこに斜め横に座っていっしょに歩いていくような姿勢を考えていきたいと思っています。

勢いで懇親会に参加したものの、甲野先生はわたしの中では、この世に降りてきている時は人間の身体をしているけれど、実は忍者か仙人かと思っているので、それはそれは緊張しました。でも、今、忍者(笑)に聞いておかないといけないと思ったわけです。

「ボールもできないでしょ? 」はい。ボールも、そういう子は苦手です。言葉も苦手です。「それは、手を使ったことをしていないからだよ」

危険を回避することの裏には、犯人はだれだ、変な責任探しブーム(?)もあるかもしれません。原因を探したらあれもこれもと出てくるのですが、でも、そんな世の中だからこそできる子どもたちの生き方があるはずです。

子どもが興味を持ったことから学べることを本にしてくださるとのこと。これから待ち遠しい毎日が続きます。

「自由とは、今置かれた環境の中で、自分が納得できることを探すことです。」

これはリトミックが自由である、という意味と同じです。何をしてもいいのではありません。もちろん型があります。おともだちもいます。時間も決まっています。場所も同じです。その中で、子どもたちが、どうしたら納得できるような動きを作るか、子どもの場合だとその行為は、遊びになるでしょう。


甲野先生に感謝の気持ちを込めて終わりにします。