2011年9月12日月曜日

音楽で表現することでコミュニケーション力がつきます

たららら~~んと音をそっと添えてみます。

「なんか楽しそう」「ふんわりした感じ」「おばけが歩いているよう」「黄色い感じ」

たったひとつの音で、何かが伝わってきますね。
それはその人それぞれの感じ方で違います。でも、何か感じることができます。

ここで、だらだらと言葉を並べることよりも、お話をするよりも、
音楽はなによりも伝導力があります。

子どもたちは、この「音楽」を使って、その「音楽」のうねりに乗り、
表現しています。



今日は何の乗り物に乗っていこうか?子どもたちは口々に言います。
「新幹線!」「ヘリコプター!」「自転車!」「パワーショベル!」・・・

それでは、(これはおもしろそう)パワーショベルに乗っていきましょう。

ガタガタの音楽に合わせて、
土を掘る動作をする子、ガタガタと進む様子を表現している子、
パワーショベルにランプがついているのでしょうか。頭に何かピカピカと光るものを表現している子。

もちろん、お母さまも子どもたちと同じ動きはしていません。
これって、とっても素晴らしい!

お母さんが表現することを、まず楽しんでくださっている。
それを見て、子どもたちも自分の思いを体で表現している。
おともだちの動きと自分の動きは違うことを、この経験からもわかりますね。


 「カーブ(の音楽)!」

パワーショベルが右に左に揺れます。

急に音楽が止まりました。みんなも止まります。
違う動きをしていたのに、音楽に合わせてみんなの息がそろいます。


人と人がかかわり、かかわるということは、コミュニケーションを楽しんでいることですね。

たまにはぶつかります。たまには失敗もします。たまには転んでしまいます。

そこから、今度はどうしたらいいのかなって、子どもたち自身が経験から学んでいきます。

それも、大好きな「音楽」で楽しい時間を過ごしながら。

 
 
 川田智子(音楽の力ってすごいね。)


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