2014年11月19日水曜日

砂時計からリトミックへ

先日、
「ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古」を観てきました。




その中で、砂時計が非常に印象に残っていて、
さっそく購入。



1歳児クラスから、小学生クラスまで、この砂時計をレッスンに取り入れてみよう。
(4歳児クラスと小学生クラスはこれから)

1歳児クラス。
じーっとみつめる。「はんたいにして!」もういちど、みつめる。

2歳児クラス。
息を止めるかのようにみつめているけれど、
それよりも、「ぼくの居場所確保」の方が、今は重要らしい。
自分の見る位置を、押したり、外したり、微笑ましい時間。

3歳児クラス。
「まんなかが、へっこんでいく!」
「ほんとだ!もう少しでなくなる!」
そして、
「わたし、きょう、服を2枚着てきた」
「わたしは、きょう〜・・・」と
わたしのお話が続く、砂時計3分間。

5歳児クラス。
この間映画を観てきてね、
砂時計ってね、人生のようで。
どんどん減っていくんだよ。時間は止められないし、
戻すこともできない、音楽といっしょだよね。

「その映画ってどんな映画?せんせ」

ああ、あのね、絨毯の上をね、一本のロープがあると思って、
歩いていた。

「こんな感じ?」

歩き出す子、2人。
おっとっと、そーっとそーっと、おっとっと、と言いながら。

砂時計の、砂が落ちたことを確認して、
「あと、どんなことやってた?」
と聞かれたので、ふいに思い出したことをやってみた。

円になって。
1.2.3.4,5,6,7,8,9,10~
順番は決めない、自分が思った時に数を言う、
でも、おともだちと声が重なってしまったら、1からやりなおし。

これがね、何がおもしろかったのか、
お腹抱えて笑っていたんだよなあ。
さらに、
「みんなでやろうよ!」とお母さまも呼んで、もっと大きな円に。

人数が増えれば、重なる確立も増えてくる。
それでも、大笑い。

さて、今日のレッスン終わり!の声をかけたら、

「時計周りに、順番に言おうよ!」と女の子。

そうだよね、そうだそうだ。それがいい。

お母さんも含めて、円になって、1,2,3,4,5,6,~を言う。

リトミックでは、相手に、呼吸を飛ばすように、ふわっと手で次の人に合図をする。
それをやりはじめたら、
順番に数えていった30ぐらいからかしら。

ふっと違う人に飛ばしたお母さま。(さすが)

それからは、右に左に、対曲線に、3人飛ばしに〜
ぐるぐると数がビートを崩さずに99に、

そして、最後の100を、
お母さまがわたしに飛ばしてくれたんだよなあ。

痺れるね。

「砂時計」の意味は、もっと違うところにあったと思うけれど、
何かひとつをみつめることで、呼吸を整える時間になるのではないか、
と考えた。

子どもたちといっしょに、砂時計をみつめている時間。
「いい時間」が、こうやって過ぎていくんだなあ、と。

そうそう、
5歳児クラス。レッスンが終わってから、
「お父さんとやる!」
「あした、お友達とやる!」

と、みんなの声。

お父さま、なんのことかわからないかもしれませんが、
1.2.3.4.~
どうぞ、よろしくお願いします。

すまいるリトミック




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