2010年5月14日金曜日

音楽で快感




Ravelの楽譜が目にとまって、昨日連弾をしました。
もちろん、どう聴いても曲にはなっていないんですよ。
途中で止まっちゃうし、流れるような感じとは程遠いものでした。

でも、弾き終えたとき、快感を感じたのです。


 どこかに飛んでいきそう・・・。
 
 なんか癒されちゃった・・・。


 **



なんで、音楽を聴いてしまうのでしょう。

理由なんか考えたことがないと思います。お腹がいっぱいに
なるわけでもないし、体力がつくわけでもないし。

音楽を聴く第一の理由は、音楽に含まれているきわめて
原始的な「快感」を感じることによるものなのです。


あ~なんか癒されたな~とか、元気がでちゃった、とか。

それと、「快感」にふくまれるもう一つの理由は、
音楽がわかる「音楽理解」という喜びを味わうことによって
感じられます。


音楽の形がわかったり、この曲ってなんで作ったんだろう、喜び、哀しみを感じたり、春のあたたかい感じなど季節を
感じたり。
昔聴いた曲を聴いて、時間も記憶ももどったりするのも、
音楽に込められた意味です。





 どうしたら音楽を理解できるようになるか。


音楽をただ聴いていては理解できません。


流れるような音楽を聴き、その音楽の変化、うねりに対して、
体で動きで体感すること。



 エミール・ジャック=ダルクローズ(1895~1950)は
思案し、一つのアイデアを提示しました。


 それが


 リトミックです。

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