2010年5月5日水曜日

ちょうどいい




好きなところを音楽にあわせて歩いています。
急にダンスの曲に変わりました。すぐに、お友だちをみつけて
二人組になり手をとってダンスをします。


 1、2、3 

 
 1、2、3


二人の息がぴったりあわないと上手にできません。


男の子は女の子の手をぐいぐいひっぱって、女の子はちょっと
困っています。ダンスには程遠い・・・。


そんな時は、

 「おともだちの目をみてね。」と声をかけます。


お互い目をみないと、息があわないのです。目をみると協調する心が
生まれます。

それでも、ぶんぶんお友だちの手を振り回す男の子。


力加減がわからないのでしょう。

強くじゃなくてやさしくね、と声をかけても、その「やさしく」の意味が理解していないとできません。


手をとって、「強く」はこうよ、と男の子の手を力いっぱいふります。

 「痛い?」と聞くと、「いたい・・」と答えてくれます。


 「これがちょうどいい」

 ゆっくりやさしく心をこめて手をふってあげます。


 男の子は、にやっと笑ってくれました。



ふたたび音楽にあわせてダンスをしてみます。


「ちょうどいい」の感覚がわかった男の子は、男の子の優しさが
出てきてきれいなダンスになりました。


息があう、ということは、自分をコントロールして相手を
思いやることです。


思いやりは感じとるものですね。

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